
箱根「富士屋ホテル」
明治11年の創業以来、本格的リゾートホテルとして親しまれ、世界各国からのたくさんのお客様をお迎えしている箱根「富士屋ホテル」。歴史を感じさせる独特の雰囲気が漂うホテルとしても有名で、天皇陛下や海外有名アーティストなども宿泊する由緒あるホテルです。
シンクレイヤはこの「富士屋ホテル」にテレビ共同受信用同軸ケーブルを利用し、高速LANネットワークを実現するスマートネットワークシステムを納入いたしました。
(国際興業(株)商事部受注 (有)日本情報通信東北 監修・施工 http://www.jyotsu.co.jp/)
広大な敷地5施設(本館、新館、花御殿、菊華荘、1・2号館)すべての建屋に導入。現在、すべての施設(5系統)においてインターネットが可能となっています。また客室でのスループットは30Mbps以上の快適なネット環境となっています。
1.既存の同軸ケーブルで高速通信を実現
今回、ホテルの新館と本館を結ぶインフラをどうするかが特に問題となりました。立地的に光配線、LAN配線もできない、また無線も届かないという状況でしたが、既存の同軸ケーブルを利用するスマートネットワークシステムで問題解決いたしました。
このように配線が新たに張れないケースや、仮に張れてもコストが高額になるなどの場合、既存の同軸ケーブルを利用するスマートネットワークシステムは非常に有効です。
2.形状がコンパクトで、作業性が良い
親機、子機が兼用で、コンパクトサイズで扱いやすく、機器内部のフィルタにより外部に分配器を必要としません。また、ホテル客室ではコンパクトで配線がスマートに行えるため、美観も損ないません。
▲スマートネットワークシステム用
同軸高速モデム
SCM-110 親機/子機
▲親機5系統
▲客室子機
3.高速なインターネット環境を提供
スマートネットワークシステムの特長でもある高速通信により、ほとんどの客室において30Mbps以上のスループットを実現しました。
4.厳しい環境でも安定した通信を実現
スマートネットワークシステムは同軸ケーブルのロスを考慮し、ロスが少ない低い周波数帯域(2-28MHz)を使用しています。しかし、経年変化し老朽化した同軸ケーブルは、ロスが極端に多かったり、反射による周波数特性の乱れが生じたりと予期せぬ問題に直面し、原因の特定も困難な場合が多いです。
このような厳しい環境においても、スマートネットワークシステムはパスロス60dBでも通信可能という広いダイナミックレンジをもち、さらにマルチキャリアOFDM変調により、安定した通信が行えることを今回の「富士屋ホテル」で実証しました。

本ホテルでの事例
- 子機の入力を測定(相対的パスロス測定)
- 左図上のフラットな特性は親機の生の変調出力波形
- 左図下パスロス約30dB、何らかの要因で周波数特性に乱れが発生している(原因は不明)
- この厳しい環境でもスループットは約30Mbpsを実測




